【 えさの良い与え方 】【 乗馬と馬 】| 馬

2 えさの良い与え方

(1)1度に多くえさを与えないように、1日数回に分けて与えます。

(2)乾草など、繊維を多く含んだ飼料を十分与えます。
馬がエサをよくかむことにより、胃での消化を助けることになります。

(3)与えるエサの量はその日の運動量や馬の体格、気質にあわせます。
はげしい運動の日には濃厚飼料を増し、軽運動だった日は減らします。
馬を休ませている場合には濃厚飼料を止め、乾草中心とします。

(4)エサを変える時は、数日間にわたって少しづつ変えるようにします。
エサの内容は急に全部、変えないようにします。

(5)エサを与える時間は毎日、同じ時間にします。

(6)エサは新鮮で良質のものを与えるようにします。
馬は好き嫌いがはげしい動物ですが良質のエサには食欲を示します。
カビているものやほこりっぽいものはしばしば病気の原因となります。

(7)エサは水分を含んでいるものを与えます。
たとえば、青草やそれの代用としてにんじんなどを与えます。

(8)エサを与えた後は、すぐ馬を外に引き出して運動をしないようにします。
これは、胃袋が一杯の状態では肺を圧迫し、
馬の呼吸を困難にさせる原因となるからです。　

観察すべき事項